BIGSKY INTERNATIONAL
SOUL X2 TENT
広めの空間が魅力
強風に強い山岳自立テント
Bigsky Internationalは米国でウルトラライト黎明期よりULでありつつ頑丈な良質なテントを開発するメーカーです。日本では近年上陸したWispテントが有名ですがこのブランドの真骨頂はDACポールを使った自立テントのシリーズ。
このSoulシリーズはシンプルなダブルウォールテントで、インナーテントのバスタブは深く、雨に強い。また、二本のポールをかっちりとクロスさせ、日本のアルプスエリアの強風下でも安心して使えるアルパインユースもいけるモデルです。
二人用であるSoul x2はフロアが横135cm×縦210cm、荷物は足元に、座ってなお頭上のクリアランスに余裕があり自立用としてはゆったりとした二人用サイズでありながら設営は最低限4本のペグ、余分なガイラインでテンションをかける必要もないのでテントサイトで余分なスペースが必要にならないのが魅力。
悪天候で停滞してもゆっくりと時間を過ごせる余裕をもった作りは他メーカーのテントでは得られない安心感をまとっています。
またSoul Tentは別名”Moonlight”Tentと呼ばれており、フライシートを半分たくし上げて留めておくことで夜空を見て風を感じながら泊まることが出来るギミックが隠され、カウボーイキャンプさながらのワイルドな夜を過ごすことができます。
▲2022年モデルよりインナーメッシュの下部がナイロン素材に変更になったことで、就寝時に余分な風の通りがなく快適に眠ることができるように進化しました。
またこのフライは下部からも巻き上げることで入り口以外に横に風を通すことができるのもユニークな点。蒸し暑い夏の低山や炎天下の海辺でのキャンプでは日陰を作りながらつめたい風を取り入れるのに一役かってくれます。
設営はあっという間でいつでもどこでも変わらない安心感を持ちながらも 気候に合わせて風の通り道を作ることができるのはこのテントだけの魅力。
二人用で自立式で1.3kg強というスペックは昨今珍しくないかと思いますか?
しかし、このフロアの広さを見てください。一般的な二人用よりも一回りフロアが大きい。この大きさでは最軽量クラスの自立テントです。
シンプルの中でも蒸し暑い日本の気候に合う唸るギミック、スパッとした軽量化が光る安心の宿と言えるのではないでしょうか?
二人+幼児1人などファミリーの山岳縦走ULテントとしても活躍しそうです。
SPEC / 商品スペック
フロア: 40D nylon PU coated
ポール: aluminum poles (30cm)
COLUMNコラム
二歳児と共に家族で縦走テントとして使用しています。
何度か雨に降られましたが結露も全く問題なく皆で余裕を持って過ごせるところが気に入っています。 日差しが強い時はフライをたくし上げれるのもいいです。
タープ泊のような開放感。風が吹いても倒れない安心感。 軽い。家族用テントは当分これになりそうです。
writing / Chiyo