WAYMARK GEAR
THRU 40L
軽さと耐久性、快適さの黄金比
重たい荷物も楽々運べる新世代ULバック
WAYMARK GEARは、軽さと耐久性、そして、背負ったときの快適さの最高のバランスを実現させるため、アメリカのユタ州ですべて自分たちの手でひとつひとつ丁寧につくるブランドです。
ファウンダーのマークは元シェフというユニークな経歴の持ち主。彼は熱心なハイカーでありながら自然保護に対する意識も高く、売り上げの一部を地元ユタのトレイル整備に使っています。もちろん作られるバックパックも環境負荷を考えた上での素材選びを信条としています。
このTHRUはWAYMARKのバックパックの素晴らしさを一番に感じることができる容量40Lの同社のフラッグシップモデル。超軽量にこだわるのではなく、軽さの中の確かな快適性を実感できる渾身のバックパックです。
HMGに比べても太めのアルミステーを標準装備。
高い位置から45度に近い角度で引き寄せるショルダースタビライザーとウエストベルトを細かく調整すれば荷重が肩と腰上にバランスよく分散しザック全体が身体に馴染むように背負うことができます。
重量多めの荷物に強いULメーカーと比較したときにHMGが硬くギチっと、ULAが全体でふわっと固定という背負い心地だとすると、ちょうど真ん中のいいとこどりモデル。このバランスがWAYMARKが自信を持っている快適さの黄金比かと唸らされます。
メーカー公表値の最大積載は16kg。食糧や水が多くなる長期縦走やカメラ撮影登山など重くなりがちな荷物でも安心して快適に背負い続けることができます。
また2本のアルミステー(47.5g/本)、片方のみのヒップベルトポケット(40g)を取り外すと、ULらしいシンプルなパッキングを楽しむことも可能です。
もともとウエストベルトはOMMのClassicのように腰骨でなくお腹に近い場所が支点となるバックパックなのでFASTに動きやすいという点もWAYMARKの面白い点だと思います。
バックパック本体は防水性、耐久性の高いECOPACK EPXを使い、フロントメッシュポケットのUltraStretch™は話題の強いUHMWP繊維で破れ知らず。藪漕ぎだけでなく岩場でハードに使っても負けないタフさを持っています。
軽量化のために快適さを犠牲にしない。3000km以上歩いても壊れない持続可能なものづくりを行う、まさに同社の哲学を象徴するバックパック。
重たい荷物が得意なので まずはバックパックから軽量化を進めたい!そんな人はもちろん
ついつい荷物が重くなりがちな目的を持った山行用に是非選んでもらえたらと思います。
▲WAYMARK GEAR CO
SPEC / 商品スペック
M/L : 本体31.3L + 外部ポケット10L
M : 82cm~87cm
フロントポケット : UltraStretch™
※基本重量4.5kg~6.8kg
■Black
・アルミフレーム (取り外し可能)
・ヒップベルト付き
COLUMNコラム
大学の卒業旅行でサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩いたときは、グレゴリーのバックパックを背負っていました。
バックパック自体は重かったものの、背負ったときの背負い心地の良さは素晴らしかった…
このバックパックを背負ったとき、そんな昔のことを思い出しました。
ザックの重量だけじゃなく加重時の背負い心地も大事!改めてそう気付かせてくれたザックです。かといってULらしさがないかというと全くそんなことは無く…. 山でWAYMARKおまえ…面白いじゃん!と思わず呟いてしまいましたw
それにしても、この背負い心地の良さで僕のグレゴリーより1kg近く軽いなんて反則じゃないですか⁈
writing / Nakatsuchi